星薬科大学 先端生命科学研究所 ペプチド創薬研究室
星薬科大学 先端生命科学研究所
 ペプチド創薬研究室
 
Peptide Drug Innovation
Global Research Center for Innovative Life Science
Hoshi University

About Our Laboratory
研究室の紹介

 ペプチド創薬研究室は2015年4月に本学 先端生命科学研究所の先導研究センター内に寄附講座として設置されました。私どものラボは種々の神経ペプチドについて基礎から臨床応用さらに創薬の実現までを目指した研究室です。自分の前職は昭和大学医学部解剖学 教授で、機能形態学的研究を40年近く行ってきました。その中で特に1989年に視床下部から発見された下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド (Pituitary adenylate cyclase-activating polypeptide、PACAP)というペプチドに注目して行っています。最近我々はこのPACAPがドライアイ、ドライマウスあるいはドライスキンなどの疾患の予防や治療に使えることを発見し、特許化しました。
 当研究室では主に、これらドライ症候群の他、脳梗塞、頭部外傷、脊椎損傷などの予防・治療などへのPACAPによる創薬の確立を目指していきます。 
 今後、本学および世界のこの分野の研究者の方々と手を携えて創薬研究を推進したいと考えています。どうか宜しくご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。
 

ペプチド創薬研究室 特任教授
塩田 清二

Topics
トピックス

Webサイト開設しました。

2017年7月1日
ペプチド創薬研究室のサイトを開設しました。

Publication

2018年1月16日
生理学研究所との共同研究が、Cell Reportsに掲載されました。

受賞

2018年2月23日
塩田清二特任教授が日本糖尿病・肥満動物学会 米田賞を受賞しました。

Publication

2019年11月30日
京都大学との共同研究が、Nature Communicationsに掲載されました。 

2019年11月30日

京都大学との共同研究が、Nature Communicationsに掲載されました。

> PubMedへのリンク

2018年2月23日

当研究室の塩田清二特任教授が日本糖尿病・肥満動物学会より、永年に亘り学会の指導的役割を果たし、学会の発展に顕著な貢献をした会員に与えられる「米田賞」を受賞しました。

2018年1月16日

生理学研究所との共同研究が、Cell Reportsに掲載されました。

> PubMedへのリンク

2017年7月3日

生理学研究所との共同研究が、アメリカ糖尿病学会誌Diabetesのオンライン版に掲載されました。

> プレスリリース (PDFファイル)

> PubMedへのリンク


Research Contents
研究内容

神経ペプチドPACAPの機能解明と創薬 

 

 我々は下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド (Pituitary adenylate cyclase-activating polypeptide、PACAP)が生体内で涙液分泌に関与していることや、点眼薬としてドライアイの治療薬になる可能性があることを発見しました。また、PACAPはドライアイのみならず、他の乾燥疾患、さらに脳梗塞、頭部外傷、脊椎損傷に対しても治療薬のシーズとなることが明らかにしてきました。そこで我々はこのPACAPの機能解析を進めると共に人に対する臨床試験を視野に入れた創薬研究を行っています。

神経ペプチドGALPの摂食・代謝における機能

 

 神経ペプチドの1つであるガラニン様ペプチド(galanin-like peptide, GALP)が摂食中枢を抑制することを明らかにしました。また、 GALPの臨床応用を目指し、痛みを伴わず、安全でかつ簡便である GALPの点鼻投与法を確立しました。 現在、抗肥満薬としての GALPの医薬品化に向け、更なる研究を進めています。

アロマ精油など植物由来有用成分の研究

 

 ラベンダーなどアロマセラピーによるリラクゼーション効果、鎮痛効果など生理・薬理作用を調べ、将来的に医療の中に芳香療法を導入することを目指します。また、桜、サボテンなど植物由来の有用成分を医薬品や化粧品に利用するための研究をしています。
 
 

Publication (2019-)
研究業績

Research Article (2019)

Expression patterns of PACAP and PAC1R genes and anorexigenic action of PACAP1 and PACAP2 in zebrafish.
Nakamachi T, Tanigawa A, Konno N, Shioda S, Matsuda K.
Front Endocrinol. 10:1-9 (2019)
doi: 10.3389/fendo.2019.00227.
[PubMed]
  
Enhanced lysosomal degradation maintains the quiescent state of neural stem cells.
Kobayashi T, Piao W, Takamura T, Kori H, Miyachi H, Kitano S, Iwamonoto Y, Yamada M, Imayoshi I, Shioda S, Ballabio, Kageyama R.
Nat Commun. 10:5446. (2019)
doi: 10.1038/s41467-019-13203-4.
[PubMed]
 
Towards identification of bioactive compounds in cold vacuum extracted double cherry blossom (Gosen-Sakura) leaves
Shibato J, Takenoya F, Hirabayashi T, Kimura A, Iwasaki Y, Toyoda Y, Hori H, Tamogami S, Rakwal R, Shioda S.
Plant Signal Behav. 14:e1644594 (2019)
doi: 10.1080/15592324.2019.1644594
[PubMed]
 
Neurophysiology and treatment of disorders of consciousness induced by traumatic brain injury: orexin signaling as a potential therapeutic target.
Tang H, Zhu Q, Li W, Qin S, Gong Y, Shioda S, Li S, Huang J, Liu B, Fang Y, Liu Y, Wang S, Guo Y, Xia Q, Guo Y, Xu Z.
Curr Pharm Des. 10.2174/1381612825666191029101830 (2019)
doi: 10.2174/1381612825666191029101830.
[PubMed]
 
The polarity and properties of radial glia-like neural stem cells are altered by seizures with status epilepticus: study using an improved mouse pilocarpine model of epilepsy.
Sasaki-Takahashi M, Shinohara H, Shioda S, Seki T.
Hippocampus 2019;1–13. https://doi.org/10. 1002/hipo.23153 (2019)
doi: 10.1002/hipo.23153
[PubMed]
  
Leptin in hippocampus mediates benefits of mild exercise by an antioxidant on neurogenesis and memory.
Yook JS, Rakwal R, Shibato J, Takahashi K, Koizumi H, Shima T, Ikemoto MJ, Oharomari LK, McEwen BS, Soya H.
Proc Natl Acad Sci U S A. 116(22):10988-10993 (2019)
doi:10.1073/pnas.1815197116.
[PubMed]
 
さくら花びらの低温真空抽出液の生理機能解析 
―嗅覚刺激による抗酸化脳とホルモン分泌作用―
竹ノ谷 文子、柴藤 淳子、木村 愛、福本 勘太、平林 敬浩、亀井 淳三、塩田 清二
日本アロマセラピー学会誌 18: 14-21 (2019)
 
玄米パウダー摂取が陸上長距離選手の抗酸化能に及ぼす影響
琉子 友男、田中 博史、佐藤 貫太郎、只隈 伸也、太田 真、竹ノ谷 文子、平林 敬浩、塩田 清二
運動とスポーツの科学 24: 125-131 (2019)
 
 

Review (2019)

Effects of PACAP on dry eye symptoms, and possible use for therapeutic application.
Shioda S, Takenoya F, Hirabayashi T, Wada N, Seki T, Nonaka N, Nakamachi T.
J Mol Neurosci. 68: 420-426 (2019)
doi: 10.1007/s12031-018-1087-1.
[PubMed]
 
嗅覚の低下と認知症および芳香療法について
塩田 清二、平林 敬浩、竹ノ谷 文子
老年精神医学雑誌 30: 137-144 (2019) 
 

Books / Media (2019)

心とからだに効く香り
塩田 清二
望星 50: 10-16 (2019)


Member
研究室員

 特任教授     塩田 清二
 特任講師     平林 敬浩
 客員助教     柴藤 淳子
 特任助手     木村 愛
 
 客員教授     斎藤 一郎 (鶴見大学 歯学部 病理学講座)
 客員教授     坪田 一男 (慶應義塾大学 医学部 眼科学教室)
 客員教授     浜窪 隆雄 (東京大学 先端科学技術研究センター 計量生物医学分野)


Access
アクセス

   星薬科大学 先端生命科学研究所 ペプチド創薬研究室
   〒142-8501 東京都品川区荏原2-4-41 星薬科大学 新星館 4F
   TEL 03-5498-5884 / FAX 03-5498-5853