年度別の研究内容

年 度

年度別の具体的研究内容

平成19年度


@    新規糖尿病モデル動物における網膜症と細小血管障害の確立を行うと同時にcDNA subtraction 法を用いて血管新生に関連した新規遺伝子及び蛋白質の同定を行う。

A   腫瘍細胞の産生する単球/マクロファージ走化性因子の同定を行う。

B   抗癌剤及び遺伝子を送達するためのRGD配列修飾癌標的脂質微粒子の開発を行う。

C   血管前駆細胞の分化におけるRA標的蛋白質の解析を行う。

D   制がん性天然薬物の調査とNMRおよび蛋白重合法を用いた制がん性天然薬物のスクリーニング法の確立と血管内皮細胞の増殖阻害物質の探索する。

E   生理活性天然物から低分子リード化合物をデザインし抗血管新生作用を有する低分子阻害剤の創薬研究を行う。

F  活性発現に最適なサリドマイドの芳香環置換基の探索をToplissの決定樹形図を利用して行う。評価系にはin vitroフィブリンゲルを用いる。

G  真菌類(カビやキノコ)より集めた菌株について培養エキスのスクリーニングを行い、血管新生に対する阻害作用や免疫賦活作用を有する有望な菌株のリストを作成する。

平成20年度

@  網膜症初期における細小血管障害機序の解明とcDNA subtraction 法、cDNAマイクロアレイを用いてターゲット・バリデーションを行い、創薬のターゲットを探索するを用いた新規遺伝子の探索。

A  腫瘍組織に浸潤するマクロファージの特性:サイトカインと細胞接着分子のプロファイリング解析を行う。

B  RGD配列修飾癌標的脂質微粒子を用いた抗癌剤あるいは自殺遺伝子送達によるin vitroでの抗癌治療の評価を行う。

C  内皮細胞と壁接着、及び管腔形成におけるRA標的蛋白質の解析を行う。

D  チューブリンおよび血管内皮細胞を用いたスクリーニングによる制がん性化合物の単離・精製・構造解析を行う。

E  生理活性天然物から低分子リード化合物をデザインし抗血管新生作用を有する低分子阻害剤の創薬研究を行う。

F  活性発現に最適なサリドマイドの芳香環置換基の探索をToplissの決定樹形図を利用して行う。評価系はマウスを用いたin vivo実験を加える。

G 上記菌株を大量に培養し、活性試験を指標に分離を行って、新規化合物の分離を目指す。

平成21年度

@  網膜症初期における細小血管障害機序の解明とcDNA subtraction 法、cDNAマイクロアレイを用いてターゲット・バリデーションを行い、創薬のターゲットを探索するを用いた新規遺伝子の探索。

A  腫瘍細胞-浸潤マクロファージ間相互作用を媒介する分子の同定を行う。

B  MRI画像診断用RGD配列修飾癌標的造影剤の開発及び担癌マウスを用いた癌イメージング。

C  RA標的蛋白質を同定し、本蛋白質を介した遺伝子発現調節機構の解析を行う。

D  新しく見出した制がん性天然薬物をリード化合物として、それらの誘導体を合成し、精製したチューブリンに対する作用メカニズムの検討を行う。血管内皮細胞を用いた Cell Proliferation Assay Cell Migration Assay を行う。

E   生理活性天然物から低分子リード化合物をデザインし抗血管新生作用を有する低分子阻害剤の創薬研究を行う。

F  サリドマイドの骨格を変換した化合物の合成と評価を行う。

G  前年度の内容を継続するとともに、得られた新規化合物の構造を確定する。

平成22年度

@ 新規遺伝子探索後の新規蛋白質の同定とそのドミナントネガティブのインフェクションに血管新生の変化を検討。

A  腫瘍細胞との相互作用による浸潤マクロファージの活性化と血管新生促進効果の解析。

B 固形癌担癌マウスを用いたRGD配列修飾癌標的脂質微粒子による抗癌剤あるいは自殺遺伝子送達及びMRIを用いた抗癌治療評価を行う。

C RA標的蛋白質調節因子の探索、新規抗癌剤のデザインを行い、これらに対して in vitro 抗癌活性評価を行う。

D 阻害剤・複合体の結晶化を行い、X線結晶解析によりチューブリンの重合に関わる機能ドメインを解析する。NMRより得られ
た相互作用情報とX線結晶解析による座標に基づき、コンピュータグラフィックスによる分子モデリングを検討し、この情報に基づいて新しい活性物質の分子設計を行う。

E 生理活性天然物から低分子リード化合物をデザインし親血管新生作用を有する低分子促進剤の創薬研究を行う。

F 骨格変換したサリドマイド誘導体の活性発現に最適な芳香環置換基の探索を行う。

G 前年度に得られた新規化合物の構造決定を更に進める。

平成23年度

@  網膜症における血管新生異常と新規治療薬の検討。

A  腫瘍組織特異的な血管新生阻害薬を開発するための評価系 の確立。

B  全身転移癌担癌マウスを用いたRGD配列修飾癌標的脂質微 粒子による抗癌剤あるいは自殺遺伝子送達及びMRIを用いた抗 癌治療評価。

C  RA標的蛋白質調節因子・新規抗癌剤の in vivo 抗癌活性評 価を行う。

D  蓄積された新しい癌化学療法剤の候補化合物を、動物を用 いた in vivo でのスクリーニングを行う。また、ここで得られた 結果をチューブリン蛋白質/阻害剤間の分子認識に関する情報 にフィードバックし、新たな分子設計を繰り返すことにより、 新規癌化学療法剤の開発を行う。

E  生理活性天然物から低分子リード化合物をデザインし親血 管新生作用を有する低分子促進剤の創薬研究を行う。

 F  分子支援計算ソフトsybylを利用して、これまでに合成した 化合物のデータから構造と活性の関係を明らかにする。

 G 得られた新規化合物の医薬品あるいはそのリード化合物と しての可能性を探る。