ニュース
1. 薬品製造化学教室のニュース

1) 酸触媒下のカルボニルーエン反応を鍵工程とする bicycle[3.3.1]nonane 骨格の短工程構築法を開発した。ここでは生成物に存在する5個の不斉中心が一段階で制御されており、これを基盤として天然物である upial の全合成に成功した。

本合成は入手容易な原料より15工程、全収率10.2%で達成されており、極めて効率的な合成法である。Angew. Chem. Int. Ed.VIP (very important paper) として採用されている。




K. Takahashi, M. Watanabe, and T. Honda: Highly efficient stereocontrolled total synthesis of (+)-upial, Angew. Chem. Int. Ed., 47, 131-133 (2008)の論文が各分野で最も優れた反応を取り上げているSynfact of the monthに選出されました。Synfacts, 2008, 5, 488.


2)本多利雄教授が2007年度のKametani Awardを受賞

本多教授は、複素環化学領域におけるこれまでの先進的かつ顕著な功績を認められ2007年度の Kametani Award を受賞した。



3)平成2010月4日
日本薬学会関東支部大会において大学院博士課程2年・金田京介が
優秀研究発表賞を受賞

4)本多利雄教授が受賞(平成22年11月14日)

日本薬学会から推薦された本多利雄教授が米国New Orleansにて1114日から開催されたPharmaceutical Sciences World Congress 2010 (PSWC 2010)においてPSWC Research Achievement Awardを受賞されました。先生の長年に渡る有機合成化学と創薬有機化学へのご貢献が国際的に高く認められたものです。(日本薬学会のホーム ページより抜粋)



2. 機能形態学研究室のニュース


1) 小林恒雄講師が日本薬学会関東支部奨励賞を受賞 
   
   受賞タイトル:糖尿病性血管合併症における血管成長因子とニトロ化ストレスの関係


           
メダルと賞状







2)小林恒雄講師が日本平滑筋学会誌ベストダウンロード賞を受賞(1543回のダウンロード)

  タイトル:
The PI3-K/Akt pathway: roles related to alterations in vasomotor responses in diabetic models. J. Smooth Muscle Res. 2005; 41(6): 283-302.


3) 機能形態学研究室・松本貴之助教が日本平滑筋学会第3回栗山熙賞を受賞


糖尿病性血管障害の解明にまた一歩前進

PPAR
γ刺激薬であるピオグリタゾンを糖尿病動物に慢性投与すると、PPARγが刺激され、糖尿病時に増加していたc-junの発現が低下し、これによってエンドセリンー1の発現が低下する。エンドセリンー1はNAD(P)H oxidaseの発現を促進するので、結果的に本酵素の発現が低下し、スーパーオキシド産生が低下することからNOを介した弛緩反応が改善される。

   受賞タイトル:Mechanisms underlying the chronic pioglitazone treatment-indcued improvement in the impaired endothelium-dependent relaxation seen in aortas from diabetic rats


            賞状

4) 鎌田勝雄教授がJournal of Smooth Muscle Research・ベストダウンロード賞(2008を受賞(オリジナル論文部門)
受賞論文タイトル
Altered arachidonic acid-mediated responses in the perfused kidney of the streptozotocin-induced diabetic rat
Katsuo Kamata, Masao Hosokawa, Takayuki Matsumoto and Tsuneo Kobayashi
Journal of Smooth Muscle Research,     Vol. 42 (2006)     No. 5      pp.171-187

5)小林恒雄講師が昨年に引き続き、
Journal of Smooth Muscle Research・ベストダウンロード賞(2008を受賞(review論文部門
受賞論文タイトル
The PI3-K/Akt pathway: roles related to alterations in vasomotor responses indiabetic models
Tsuneo Kobayashi, Takayuki Matsumoto and Katsuo Kamata
Journal of Smooth Muscle Research,     Vol. 41 (2005)     No. 6      pp.283-302

6)松本貴之助教が平成21年度日本薬学会関東支部奨励賞を受賞

受賞タイトル:糖尿病性血管合併症における内皮由来過分極因子の重要性と治療戦略へのアプローチ

メダルと賞状

3. 創剤構築学研究室のニュース

1)アディポネクチン遺伝子導入による糖尿病治療
 脂肪細胞由来のホルモンであるアディポネクチンは、抗肥満及び抗糖尿病ホルモンとして働くことが確認されている。本論文ではアディポネクチンレセプターが多く発現している肝臓を標的としてアディポネクチン遺伝子をI型糖尿病マウスに導入し、血糖降下作用などの糖尿病改善効果を得ることに成功している。
(J. Gene Med. 2007; 9: 976-985)


2)(受賞)

November 11. 2008
International Journal of Pharmaceutics 
International Journal of Pharmaceutics Highest Cited Original Research 2006 Awards”.
International Journal of Pharmaceutics Highest Cited Original Research 2006 Awards”.
M. Watanabe, K. Kawano, M. Yokoyama, P. Opanasopit, T. Okano, Y. Maitani, 
Preparation of camptothecin-loaded polymeric micelles and evaluation of their incorporation and circulation stability
,
Int. J. Pharm., 308(1-2):183-189, (2006)



3)服部 喜之准教授が第53回日本薬学会関東支部奨励賞を受賞

受賞タイトル:癌遺伝子治療のための非ウイルスベクターの開発

メダルと賞状


. 生薬学教室のニュース



1)森田博史教授が2008年度の日本生薬学会学術貢献賞を受賞
森田教授は、生薬学及びこれに関連する領域において、優れた研究業績をあげ、生薬学領域の学術発展に顕著な貢献をなした功績を認められ日本生薬学会から 2008年度の 学術貢献賞 を受賞した。

受賞タイトル:多環性含窒素骨格を有する植物由来の機能性分子の探索

             賞状