平成 21 年度 湯河原セミナー開催 5/1/2009-5/3/2009
平成 21 年、新カリキュラムの 6 年制の学生も卒論生として研究室に配属され、当教室にも新たな風が吹くようになりました。5 月 1 日〜 5 月 3 日、そんな卒論生にとって初めての一大イベント、湯河原セミナーが和光純薬工業湯河原研修所にて 2 泊 3 日で開催されました。本セミナーでは、4 年制と 6 年制の卒論生が協力して、当教室の研究分野に関連する最新の論文を紹介し、また、ゲストスピーカーとして当教室の研究と関連する分野でご活躍されている先生方をお招きして、最新のトピックスを紹介していただくことで、サイエンティフィックコミュニケーションをすることを目的としております。
まず卒論生がジャーナルに掲載されているトピックス性の高い学術論文の紹介を行いました。(紹介論文一覧はこちら)
今年も卒論生の意気込みが高く、多くの卒論生が論文検索の段階から参加しておりました。4 グループに分かれ、院生から論文の読み方やまとめ方の指導を受けながら、難しい学術論文も自分たちで理解し、準備をしてきました。どのグループも連日の勉強の成果ですばらしい発表をしており、またお互いに活発な質問もして、実り多い発表となりました。
卒論生の発表が終わった後は、「勉強も遊びも一生懸命」をモットーにテニスを楽しみました。その後、名古屋大学大学院医学系研究科臨床薬物情報学講座・医療薬学の永井拓先生より、統合失調症のモデル完成に至るまでの経緯と、脳内における反応を検討し、統合失調症治療の新たな標的の探索を目的とする研究についてのご講演を賜りました。またこれまでに数々の学術賞を受賞されている永井先生に、研究をうまく遂行していくための助言もいただき、これから研究分野に足を踏み入れる卒論生、そして大学院生にとって貴重な経験でありました。また、名古屋市立大学大学院医学研究科再生医学分野の教授である澤本和延先生に、成体脳でみられるニューロン産生・再生のメカニズムと脳梗塞などの疾病に対する再生医療の応用についてご講演賜りました。再生医学の基礎から今後のテーマまでを幅広く学ぶことができたお話で、今後研究を進めていく上で、大変刺激になりました。
夕食後には毎年恒例のカラオケで盛り上がり、その後の大宴会では、ご講演いただいた諸先生方との研究についてのお話は深夜遅くまで尽きることはありませんでした。
最終日は、葛巻直子助教による当教室の研究報告を始め、富山大学の麻酔科医であり当教室の研修生でもあります竹村佳記先生、これまで、順天堂大学医学部脳神経内科にてパーキンソン病について研究してきた今井哲司博士、また 6 月に米国ロックフェラー大学への留学が決まっている新倉慶一博士が講演を行い、ゲストにお招きした先生方と討論を行いました。
本セミナーでは、様々な分野でご活躍されている先生方のお話を伺え、また学会における質疑とは違い、諸先生方と濃密なディスカッションをし、互いにアイデアを出し合うことができ、大変有意義な時間を過ごせました。