平成 21 年度卒論旅行 8/5-7/2009
平成 21 年 8 月 5 日 〜 7 日、二泊三日で伊豆へ卒論旅行に行ってまいりました。
本年度は、1 日目の出発から埼玉県立がんセンター緩和ケア科の医長の余宮きのみ先生が参加してくださいました。西伊豆をバスで移動し、途中の恋人岬で遊歩道を散策して伊豆の自然に触れたり、愛の鐘を皆で鳴らしたりして楽しみました。
その後、伝統ある大沢温泉ホテル依田之壮へ到着し、毎年恒例の特別講演会を行いました。始めに矢島真理絵院生による講演で、「多能性の維持・獲得に関与する microRNA」と題し、microRNA の基本から再生医療分野における最新の micro RNA 研究について学びました。
雲見で夕日を鑑賞し夕食を楽しんだ後、日々緩和ケア病棟でがん疼痛に苦しむ患者様を救う事にご尽力していらっしゃる余宮きのみ先生より、治療を始める上で基本となる assessment の重要性と、疼痛管理における基礎研究の知識の必要性についてご講演賜りました。ご講演では数多くの症例を挙げて具体的にお話しいただき、患者様を笑顔にさせる余宮先生の assessment に深い感銘を受けました。またご講演の中で、当教室の論文が疼痛管理における鎮痛補助薬の選択に役立った症例もあげていただきました。普段、我々が行っている基礎研究が実際に臨床で生かされていることを実感し、臨床への還元を想定した基礎研究を行っていく必要性を感じました。
二日目はテニス大会 (TSUTOMU CUP ‘09) を始め、ソフトボール、バスケットボールで汗を流し、ホテルの温泉で疲れた体を癒しました。2年ぶりの TSUTOMU CUP は鈴木教授のチームの優勝で幕を閉じました。
ここから慶応大学 医学部 生理学教室 准教授の岡野ジェイムス洋尚先生、富山大学大学院医学薬学研究部 (医学) 医学部麻酔科学講座 教授の山崎 光章先生にも合流していただき、夕食を楽しんだ後、余宮きのみ先生と成田年准教授による臨床と基礎研究を結びつけるための対談会が行われました。
また、岡野ジェイムス洋尚先生により、岡野先生らのグループが開発し今年の春に話題となった世界初の transgenic (TG) マーモセットの開発に至る過程と、TG マーモセットを用いた再生医療研究の今後の可能性についてご講演賜りました。TG マーモセットの開発により、これまで動物実験では不可能であった研究、または今まで以上に人間に還元しやすい研究を行うことが可能となり、パーキンソン病等の難治性疾患に対する新規治療法確立のブレイクスルーとなるのではないかと、大変興味を抱きました。
その後、宿の目前の河原で花火をし、夏の夜を満喫しました。その後の大宴会では先生方と熱い討論を交わし、宴は夜遅くまで続きました。
三日目は晴天に恵まれ、伊豆をバスで巡り、最南端の石廊崎や白浜にて海を観賞した後、天城峠を越えて富士山五合目へと向かいました。あいにく富士山の麓は霧がかっていましたが、皆の願いが届いたのか五合目に到着した時にはすっかり霧も晴れ、富士山の頂上まで臨むことができ、たくさんの思い出とともに星薬科大学へ帰りました。
(文責 : 屋代 涼子)