五嶋先生は、神経伝達物質のドパミンの前駆体である、「ドーパ」を中心に研究をなさっています。ドーパはそれ自体では活性を持たないと信じられてきた物質ですが、五嶋先生はドーパ自体に活性があることを証明し、ドーパを神経伝達物質として同定することを目標に検討を行っております。この研究が進むことで、新たな神経回路が発見されれば、新たな創薬のターゲットにできるかも知れないと期待されます。

 

 本講演では、ドーパが新たな神経伝達物質である可能性が高いと発見した経緯や、その後の研究への苦労や結果、またドーパが持つ薬理学的作用について説明していただきました。さらに、『「ドーパ自体ではほぼ活性がない」と書かれている現在の薬理学の教科書を書き換えたい』という最終的な大きな目標も語っていただきました。

 

 講演会を通して、研究者としての先生の情熱を感じることができ、これからの卒論研究に向けて研究をしている私たちにとって、さらなる意欲につなげることが出来ました。




   


                            文責:中村