湯河原セミナー2012開催 4/21-4/22


 平成24年4月21日〜22日に毎年恒例になっています「生命科学シンポジウム2012」を和光純薬工業(株)湯河原研究所にて1泊2日で開催いたしました。


 初日には、鈴木先生から開会宣言とともに、「医療用麻薬を適正に使用するために」というテーマにてご講演を頂きました。講演ではテーマの内容の他にも現在使用され始めている新薬についてや疼痛下における受容体の作用のバランスについてなどもお話し頂きました。そして次に、当教室の5年生による「卒論テーマの中間結果報告会第一部」を行いました。その後、臨床の現場で薬剤師としてご活躍されております、渡辺健時郎先生、萬谷摩美子先生、吉澤一巳先生、鳥越一宏先生による「輝ける未来へ向けて薬剤師のあり方を考える」というパネルディスカッションをして頂きました。普段私たちが聞くことのできない、現場での大変貴重なお話を頂くとともに、それに対して学生たちからも積極的に質問が挙げられ、活発で有意義な討論会を行うことができました。

 さらに、1日目の最後には、東京慈恵会医科大学、腫瘍・血液内科緩和ケアチームの井上大輔先生から「緩和ケアの最近の話題と症例検討」というテーマにてご講演をして頂きました。そして、その日の夕食や恒例のカラオケ大会では先生方との交流も深めることができました。

 2日目には「中間結果報告会第2部」、「第3部」を行いました。その後、湯河原セミナー最終公演としまして、独立行政法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部の船田正彦先生より「脱法ドラッグの有害作用;薬物依存症と毒性の評価研究を中心に」というテーマでご講演をしていただきました。今日、法規制を免れた化学物質が脱法ドラッグとして流通しており、その乱用が大きな社会問題となっています。そういった化学物質の乱用実態を踏まえ、その依存性および毒性を評価するシステムの妥当性についてお話し頂き、どんなに急速に化学物質に法規制をかけようとしても様々な新しい物質をすべて網羅することは難しいということも含め大変勉強になりました。


 今回のセミナーでは、臨床の様々な分野でご活躍されている先生方からお話を頂けただけでなく、講演後には懇親会を開き交流を深めることができたとともにこれからの研究や臨床に対する多種多様な考え方を勉強することができとても充実した時間を過ごすことができました。


                              文責 石川、中村